おやつ感覚のジューシー唐揚げをキッチンカーで移動販売

からあげ一番屋
久留米市田主丸町豊城1512-7
■代表者: 古賀 かおり
■創業: 2023年7月1日
 

事業内容

キッチンカーを使った唐揚げの移動販売。人気のLから(もも)をはじめ手羽、むね、ズリ、とり皮、ナンコツなどメニューも豊富。合川小学校正門前「白鳥舎」のほか「auショップ 東合川バイパス」「ハクチョウ舎善導寺店」などの駐車場やイベント会場で土日祝日に出店している。インスタグラムでも情報発信中

About us 会社概要

「好きを仕事にしたい」・・修業を経て創業へ
自営業を営んでいた両親の影響もあり、18歳の頃には自分で事業をすることを意識していたという古賀さん。弁当店での調理補助・接客のアルバイト経験を通して、「人と話すことが好き。接客の仕事に向いているかもしれない」と思うようになったと言います。
弁当調理の経験を生かして起業できないか。どうせやるなら大好きな「唐揚げ」の専門店をやろう。そう心に決めた古賀さんは包装資材メーカーに勤務しながら、修業のため週末は地域で人気の唐揚げ店でアルバイトを始めました。
修業を始めた翌年、新型コロナウイルス感染症が蔓延。飲食店が軒並み休業や時短営業を余儀なくされるなか、キッチンカーによる移動販売が増えていることを知りました。キッチンカーであれば、店舗を構えるよりも初期投資・ランニングコストが低く抑えられ、1人で調理から接客まで対応できるため従業員を雇う必要もありません。
「コロナ禍を経験して、これからの時代は固定店舗にこだわる必要もないのかなと思いました。それに私は人と話をすることが好きだったので、場所を変えながら販売できるキッチンカーならいろんな地域のお客さんと出会い、交流できると思ったんです」
こうして〝キッチンカーによる唐揚げの専門店〟という事業のコンセプトが固まり、起業に向けた古賀さんの挑戦が始まりました。

鮮やかなオレンジの車体に魅せられて
移動販売は固定店舗に比べると初期投資が抑えられるとはいえ、キッチンカーの購入という大きな投資が必要になります。新車で購入すると高額になるため中古のキッチンカーを探していたところ、知人が紹介してくれた車両に一目惚れ。「価格は手頃でしたし、オレンジ色の車体も気に入りました。遠くからでも目立ちしますし、なんといっても唐揚げの色ですからね(笑)」。
屋号は「からあげ一番屋」。〝唐揚げ専門店の一番を目指す〟という目標のほか、お客さんに親しみを持って呼んでもらいたいという思いを込めました。「『からイチ』と略称で呼ばれるくらい、地域で身近な存在になりたいですね」。




Founding 創業計画

・田主丸町商工会への相談のきっかけ
キッチンカーの購入にあたって国や自治体の補助金が活用できないか、最寄りの田主丸町商工会に直接問い合わせました。「電話口で丁寧に対応していただき、いろんな情報を教えてもらいました」と振り返ります。

・創業までの歩み・支援
指導員および中小企業診断士から「経営」「財務」「販路開拓」「人材育成」について指導を受ける4日間のカリキュラムを受講。特定創業者として認定を受けました。
コロナの鎮静化によりキッチンカー事業が対象となる国の補助金制度は大部分が終了していましたが、久留米市販路開拓促進事業費補助金が活用できることを指導員から聞き、アドバイスを受けながら申請に必要な書類を作成。無事に補助金が採択され、キッチンカー購入費の一部に充てることができました。

Future その後の展開と未来への展望

おやつ感覚で食べられる「あっさり味」が人気
2023年7月に創業し、準備期間を経て同年12月にサービスを開始しました。
創業後もしばらくは唐揚げの味付けに試行錯誤を重ねました。「子供たちにもおやつ感覚で食べてもらいたい、というのが第一にありました。ニンニクを使うとどうしても胃に重くなってしまうのでニンニクを使わず、スパイスも控えめにしてあっさり味にこだわりました」。味付けが物足りないと感じた時は、セットで付いてくる「秘伝のたれ」をからめるとピリリとパンチの利いた味を楽しめます。一つ一つサイズが大きいことも特徴です。
移動販売で必要なのが出店場所の確保。キッチンカーを止めて調理・販売する場所を借りなければならず、その立地も売り上げを左右することになります。現在は知人やイベントで知り合った関係者などとのネットワークを生かしながら久留米市内で出店場所を拡大しており、合川小学校正門前にあるクリーニング店の駐車場などで土日祝日に出店しています。
屋外のイベント会場に出店することもあり、最近は「からあげ一番屋」のインスタグラムを見た県内外のイベント主催者からも出店依頼が舞い込むようになりました。現在は福岡県内のみで営業許可申請をしているため県外出店はできませんが、徐々に認知度もあがっています。

将来の夢は「お酒と唐揚げを楽しめる店」
サービス開始から1年。ようやく移動販売にも慣れ、スムーズな調理・販売ができるようになってきましたが、「最初の頃はいろいろと失敗もありました」と頭をかきます。あるイベントに出店した際に、調理用のフライヤーを1台しか用意していなかったところに注文が相次ぎ、お客さんを長時間待たせたこともありました。その教訓を生かし、今はフライヤーを2台用意しています。
〝あっさり風〟の唐揚げは子供たちにも好評で、家族連れのほか子供たちだけで唐揚げを買いに来ることも珍しくありません。「小さい子たちが来てくれると、ついサービスしてしまうんですよね」。そうした旺盛なサービス精神もあってか、確実にファンを増やしています。
まずは今の事業を軌道に乗せることが目標ですが、「いつかは店を持ってみたい」と目を輝かせます。「お酒も好きなので、唐揚げと一緒にお酒も出せたらいいなと思っているんです」。
これからも、自分の「好き」を仕事にしていく姿勢を貫いていきます。